空が高くて、だいぶ秋めいて参りました
こんにちはこんばんはおはようございます。
2月24日にレコーディングスタートしました。
セカンドアルバムのタイトルは「awasqa」(アワスカ)”織物”という意味のケチュア語です。
”織物”のように、様々な色、素材の「音」が
立体的に編まれていく、そういう音楽を作りたい、ということからこのタイトルにしました。
アルゼンチンに来てから様々な音楽家と出会って色々な影響を受け続けています。
音楽の作り、演奏の技術が素晴らしい、という作品にはこれまで充分くらい接してきましたが、
そこから解放された、「上手に弾くことを目的としていない音楽」
「上手に弾くことがスタートでは無い音楽」 と言っても良いかもしれません。
こういうものに出会えたことが収穫でした。
テレビを見るようにボタン一つで得られる情報からでは出会えない音楽が
そういう作品や人々の影響を受けて、私自身の過渡期と申しますか、模索中です。
長い間に深く染みついた「上手に弾く」「誰かに評価される」
という自分の音楽と関係のないシガラミ?が音楽を「学んで」来た者には
必ずあリます。ここから放たれるのは難しい。
2013年からこの地に来て、色々な音楽を見聞きし、
可能性が想像以上に大きいことに感激しました。
そういうことからの「個人の変化」が集約されたセカンドアルバム「awasqa」です。
1枚目の「mira」(見て!の意)に続き、声の録音もしています。
誰かの声、歌唱法を真似て歌うのは簡単ですが、自分の声そのものを生かす
というのは難しい。「上手に歌おう」とは全く思っていないのですが
どうしてもそういう声を出してしまう。。。でも研究している時が一番楽しいです。あははは。
それから、何故か出来るようになったホーミー(オーバートーン)の収録は無事終わりました。
あと2日でレコーディングも終了、だと良いのですが、帰国に向けて準備もしなくてはなりません。
コンサートで皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
チェロ1本の面白さ、出せたらいいなあ。。。(写真は2日目のレコーディング風景)
それでは ごきげんよう。