2015年9月10日木曜日

ご無沙汰でございます。

あっという間に9月ですねこんにちは。

7月中ごろに帰国してまもなく2か月になります。

8月中は秋田でゆっくり過ごし、楽器から離れて編曲ばかりしておりました。

秋田は能代の二ツ井(フタツイ)はお盆を過ぎるとあっという間に秋。

冷房のない生活でキツイのは10日間ほど、朝夕は涼しく体が疲れません。

田舎暮らしを目標にしているので、近所の畑に見学に行って、おばあちゃんたちと

アレコレお話できてとても充実しました。

日本海までは車で40分ほど、川も山も海も近いという素晴らしい環境です。

五能線に乗って途中下車しながらの旅もなかなか良いものです。

青池(写真)は素晴らしかった。新芽の出て来る5月頃は葉が落ちていないので

濃紺の池を楽しめます。

秋の青池も素晴らしいそうなので行きたいのであります。

秋田の旅報告その1でした。

ごきげんよう。

2015年6月24日水曜日

すっかり冬でございます。

日本の暑い暑い夏を忘れて3年目になりますおはようございます、こんにちは。


最近はライブがトントン決まって、リハやら、ミーティングやら,
それから日本で依頼を受けた編曲の仕事などをしております。
これは”008”というチェロ奏者8人のアンサンブル。
全国でコンサート開催している精力的なグループです。


ところで、こちらアルゼンチンに5月16日に到着してから数日間は、まだTシャツでも過ごせる日がありましたが、この1週間くらいで本格的に寒さが増してきました。。(>_<)

ローマ教皇パパ・フランシスコが人類に呼びかけた、地球の自然環境のために出来る10のこと。
というのを読みましたら、

☆節水
☆植樹
☆動物愛護
☆移動にはなるべく交通機関をつかうこと
☆必要な分だけ食べる
☆節電
☆紙、プラスチックなど使い捨てを減らすこと
☆ゴミの分別
☆冷房の使い過ぎないこと
☆暖房をつけず厚着する

これらはそれぞれ絵で表されていて、厚着のところが印象的でした(笑)。
それにならって、今日まで厚着で過ごしてきましたが、さすがに寒い。。。

少々暖房をつけることを自分に対して許してみました。。。

というわけで、ガスの無い生活もだいぶ慣れてきまして、電気鍋の達人になりそうです。
冬はやっぱり鍋ですね。中華街に大根を買いに行こうと思ってます。

ではごきげんよう。


2015年5月13日水曜日

人生の中の1日。

今日は日中30℃ということらしいですが本当でしょうか、、おはようございます。

先日の5月2日のコンサート「音みる夜vol.1」おかげ様で無事終了いたしました。

お越しくださいました皆様ありがとうございました。

2月のレコーディングに向けて去年から作って参りました新曲を披露したわけなのですが、

直前になって「こんな曲を聴かせるというのはいかがなものだろうか。。」

と少々疑問が生じたり、雑念が現れたりで、恐る恐る舞台に出ましたら、

お客さん全員が笑ってる!!!

何か面白い事でもあったのかな???と思ってしまうくらいの笑顔でした。

その時の光景が今でも目に焼きついています。

☆絵本を見ているようだった。
☆大海原と大草原が見えた。大陸を感じた。
☆ホントに一人で弾いているの?何人かで演奏しているように聴こえた。
☆号泣した。。。
☆楽器と声が重なって、声なのか楽器なのか区別がつかない音に聴こえた。
☆森の中にいる気持ちになった。
☆猫が走り回ってる様子が見えた。

等々、色々なご感想ちょうだいしました。
その中からひとつ。
「あさかちゃんのどこにそんな悲しみや孤独が潜んでいるのか。わかったようなこと言うつもりじゃないけど、あさかちゃんが傷も痛みももはや大切に自分の一部として受け入れている気がした。だから人は泣くんだと思う。あなたの曲を聴いて。

自分の中にあるものが音になり、さらに言葉となって私に突き刺さるように返ってきた。。

そんな気がしました。


皆さんの人生のある一日、時間をさいて私の音に耳を傾けてくださる、
ということに深く感謝しております。

コンサートのサポートをしてくださった皆さま本当にありがとうございました。

次回の「音みる夜vol.2」、どんな風景が見えるか、今から楽しみでございます。

ごきげんよう。







2015年4月26日日曜日

いよいよ5月2日

5月2日の近江楽堂の無伴奏ライブが近づいて参りました。
すっかり暖かくなりましたねこんばんは。

6日後だというのに、明日と明後日は岐阜に遊びに行くという。。。
本番の前というのは、ガムシャラニ練習したくなるものなのですが
そこをあえて弾かない!という強硬スケジュールで攻めてみます。

昨日、声の新曲ができて、今朝と夜に声とチェロで試して、完成しました。
自分の声を生かす歌というのは本当に難しいのです。
私はわりと物真似が得意なので、誰かの声で誰かの曲を歌うというのは簡単なのですが、
自分の本来の声にマッチした音楽を作るというのは本当に難しい。

艶のある声では無いですし、地声で高音が出せるわけでもない。
かさかさした声で、生きる曲、というのをどうにか作ってみました。

聴いてくださった方からは、聴いた事のない音楽だ、という嬉しい言葉を頂きました。
さらにはCDの目玉曲だ、と。

そうなんだ!知らなんだ。笑。

歌手ではないし、歌詞がないので、声の曲、という言い方をしていますが、
今後も増えていく予感です。

2日はホールがどんな響きなのか実際弾くのが楽しであります!

というわけで、2日に向けてしっかり食べて、体重を増やす所存です(´▽`*)

お目にかかれるのを楽しみにしております!

ごきげんよう。







2015年4月2日木曜日

いよいよ来月!!

桜満開の下で青空も気持ち良い日ですこんにちは。

あっという間に4月になってしまいました。

3月23日に日本に上陸しまして、これまたあっという間に花粉症ですが、久しぶりに本当の桜を
楽しんでおります。

今日は4月5日のコンサートのリハでしたが、去年も共演しました、田村安紗美さんとは
笑っちゃうくらい息があって、何も問題なくリハ終了。
本番が楽しみです。
実は二人とも新曲(クラシックではない曲満載)に怯えておりまして、、(笑)
個人的にはクラシカルなコンサートだと思っております故、そこらへんも私にとっては
ドキドキなわけですが、とても自然に全てが進み一安心しました。

おかげさまでこの公演はソールドアウト!
嬉しいかぎりでございます。

そしてそして一か月後の5月2日は無伴奏ソロコンサート。
2ndアルバム「awasqa」を中心にお送りします ~音みる夜vol.1~

なんだなんだ、映像があるのか!と思われる方がいらっしゃったら申し訳ないのですが
映像はございません。みなさんの心の中にどんな絵が浮かび上がるか、
そこが楽しみなコンサートなのです。

というわけで、これまでのソロライブ、又はCDをお聴きになった方々から頂いた感想を少し。。。

◆80代男性
「演奏を聴いて、どこかで読んだことがある!と思った。上田敏訳のヴェルレーヌの「秋の歌」でした!言葉と絵が勝手に頭の中を流れて、何度も何度も聴きました。」

◆20代の方
「もう、あなたは日本人じゃない!皆が迷って迷って渡りだした橋の、向こう岸から歩いて来るタイプだよね!他にない音楽だと思う!」

◆60代男性
「どういう風に聴いたらいいのかな、と何度か聴いて思っておりました。ある日、車でCDを聴きながら何でもない田んぼ道と山道を走っていたら、どういうわけだか曲の意味がわかりました。こういう音楽なんだなあ、と言う具合に腑に落ちました。」


◆30代音楽家
「ずるい。チェロ、ずるい。
コンサートは自分でも予想しなかったくらい感動した。。MCもきちっとしてなくて落語みたいで、なんかそれも良かった。。最後に話かけたかったけれど、もう泣いてしまいそうだったのでそのまま帰りました。」

など、とても素敵な感想を頂きました。

今回も不思議な時間になるのではないかな。。。

皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
ごきげんよう。

2015年3月1日日曜日

レコーディング2日目終了


空が高くて、だいぶ秋めいて参りました


こんにちはこんばんはおはようございます。


2月24日にレコーディングスタートしました。

セカンドアルバムのタイトルは「awasqa」(アワスカ)”織物”という意味のケチュア語です。

”織物”のように、様々な色、素材の「音」が

立体的に編まれていく、そういう音楽を作りたい、ということからこのタイトルにしました。


アルゼンチンに来てから様々な音楽家と出会って色々な影響を受け続けています。

音楽の作り、演奏の技術が素晴らしい、という作品にはこれまで充分くらい接してきましたが、

そこから解放された、「上手に弾くことを目的としていない音楽」

「上手に弾くことがスタートでは無い音楽」 と言っても良いかもしれません。

こういうものに出会えたことが収穫でした。

テレビを見るようにボタン一つで得られる情報からでは出会えない音楽が

山ほどあります。自分で探さなくては出会えないものたちです。

そういう作品や人々の影響を受けて、私自身の過渡期と申しますか、模索中です。

長い間に深く染みついた「上手に弾く」「誰かに評価される」

という自分の音楽と関係のないシガラミ?が音楽を「学んで」来た者には

必ずあリます。ここから放たれるのは難しい。

2013年からこの地に来て、色々な音楽を見聞きし、

可能性が想像以上に大きいことに感激しました。

そういうことからの「個人の変化」が集約されたセカンドアルバム「awasqa」です。

1枚目の「mira」(見て!の意)に続き、声の録音もしています。

誰かの声、歌唱法を真似て歌うのは簡単ですが、自分の声そのものを生かす

というのは難しい。「上手に歌おう」とは全く思っていないのですが

どうしてもそういう声を出してしまう。。。でも研究している時が一番楽しいです。あははは。

それから、何故か出来るようになったホーミー(オーバートーン)の収録は無事終わりました。

あと2日でレコーディングも終了、だと良いのですが、帰国に向けて準備もしなくてはなりません。

コンサートで皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。

チェロ1本の面白さ、出せたらいいなあ。。。(写真は2日目のレコーディング風景)

それでは ごきげんよう。



























2015年2月9日月曜日

いよいよレコーディング

年末年始はずいぶん暑くて扇風機もままならない陽気でしたが
このところ普通に過ごせるくらいの夏ですこんにちは。

さてさて、今ご存じの通りこちらは「夏」です。
が、なんだか「夏」の雰囲気がない、足りない。。
と常々思っておりましたが、それは
アルゼンチンだからなのか、、、あれが聞えない。。?
そうだ!「蝉」の声が聞こえない!
日本のように蝉の合唱がないのでなんかこう「夏!」という感じがしない。
ただ暑いだけ。。。というか。。でも湿気が少ないので日本の夏よりは過ごしやすいですはい。

そんなこんなで暑さにも負けず今月末からレコーディングです。
頭にある曲と楽譜にしてある曲を弾き込んで
様々に変化出来るよう練習をしております。

それから日本の公演で試してみたいことがあり
色々な音楽をあれこれ聴いているところです。
今回のアルバムの内容は、世界の国々(時代も色々)の音楽の影響を受けています。
チェロと声の集まりで既存の音楽ではありません、全て新曲です。

モンゴル、トルコ、エクアドル、アルゼンチン、日本、フランスetc
書ききれないほど多くの国の音楽、音楽家の影響を受けています。
チェロの公演、CD、といういうとアカデミックなものを想像されるかもしれませんが
「こんな可能性があるんだ。」「こういうことがアリなんだ。」
「こういう方向性もあるんだ。」
と思って頂けたら嬉しいです。
チェロで出来る事、作曲する上で自由であること、チェロに限らず内側から出て来るもの、
これらを素に準備しております。

ソルサル(鳥)、人々の声、自然の音、動物の鳴き声、自由な人々の奏でる音楽や歌。
音楽の師匠がたくさんいて、発見だらけの毎日。

というわけで、日本でお目にかかれる日を楽しみにしております。
ごきげんよう。

これは川。海の様ですが川です。

2015年1月22日木曜日

帰国に向けて

年末年始は猛暑でダラ~となっていましたが

この2週間は涼しく過ごしやすいですこんにちはこんばんは。

それにしても8日あたりからすっかり風邪をひきまして

(原因はカビ臭の車に数時間乗ったこと!と信じている。)

久しぶりの熱~咳~喘息~結膜炎という踏んだり蹴ったりの2週間を

寝て過ごしました。

結局病院にもお世話になり、今はすっかり回復しましたm(__)m

昨日あたりから声も出るようになって参りましたので

レコーディングに向けて練習再開です。

歌、というよりは声、楽器と同じ扱いで何かしようと

必至に遊んでおります。(←これが重要)

こちらに来て2年弱、「上手に表現する」ということから良い意味で

遠ざかっております。(良い意味かどうかは単なる私の感覚ですがw)

ただ「音」を出す、と申しますか。

「私が、演奏している」ことが重要では無くて、私なんかはどこかに
隠れてしまって「音」だけが残っていたらいいな、なんて思うこの頃。

「すごい演奏」「情熱的な演奏」「上手い演奏」ではない

何か他の、小さな花1輪「ぽん」と置くような。。。?

というわけで、たまにはブエノスアイレスの夕焼けです。

ごきげんよう。




2015年1月2日金曜日

謹賀新年



賀正でございます。
 
 
真夏のお正月アルゼンチンよりお送りしております。

2013、14年と活動場所をこちらに移してからも日本の皆さまには

大変お世話になり感謝しております。どうにかコンサートで恩返ししたく

春に向けて準備しております。

しかしこの2年せかせかしているだけだったような気がしてなりません。

嗚呼~元来ナマケモノの性質で年始早々色々反省している今日です。。

今年も自作曲のレコーディングやコンサート等ありますが

怠けている部分を総入れ替えしようと思う次第でございます。



こちらでお世話になっている、いつも笑顔を絶やさない96歳になる友人ツルさんの

アクティブな姿からは色々なことを学びます。

ほんわか穏やかに笑顔盛りだくさんで過ごせるよう
 
そこの辺りも努力する所存でございます。
 


こんな風にトコトコ歩いて行こうと思います。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2015 元旦 五十嵐あさか